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charmmy TOP夫婦/家族金銭感覚の違いは離婚の第一歩⁉ 夫婦間のズレを乗り越えるコツとは

金銭感覚の違いは離婚の第一歩⁉ 夫婦間のズレを乗り越えるコツとは

作成 : 2019.08.10 08:00
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恋人同士の別れや夫婦の離婚の原因となる価値観のズレ。とくに生活を共にしている夫婦では、恋人同士よりも金銭感覚の違いが、心のすれ違いにつながります。場合によっては、長期的なケンカや離婚の原因になることも…。

今回は金銭感覚の違いから起きたトラブル体験談を3件集めました。心理カウンセラーの吉見マサノヴ先生が、トラブルの原因や具体的な解決法をアドバイスします。

ケース1:食洗機の導入で大ゲンカ! 生活にどれだけお金を使うべき?

[体験者エピソード]
夫はかなりケチな体質です。とくに生活費のことになるとうるさくなります。わたしが中型の食洗機を導入しようと夫に打診したら『本当に必要?』と渋られ、それがきっかけでケンカになりました。気づけば4時間の大口論です…。

たしかに目当ての食洗機は8万円とやや高価な家電ですが、家事にかける時間が削減されるし、手荒れなどを気にせずに済みます。夫の言い分では「自分ができる家事は手作業で対応したい」とのこと。

しかし、夫も仕事が立て込んでしまい、台所が荒れていることもあります。このケンカ、どうやって折り合いをつけるべきでしょうか?
(Aさん/31歳/販売員)

<吉見先生のアドバイス>
相手に必要性を実感させる言葉を伝えると◎

“いかにご主人に対して効果的なプレゼンをするか”がポイントでしょうね。『本当に必要?』と、ご主人は必要性を訊ねているので、納得できれば買ってくれるかもしれません。納得していない理由は、きっと家事の時間や手荒れ対策にどの程度の手間や費用が削減されるのかを詳しく伝えていないから。まずはメリットを具体的に伝えましょう。

また、人は自分に関係のないものほど必要性を感じることができません。カメラ好きの人がレンズにこだわるのも、車好きの人がタイヤのホイールにこだわるのも理解できないのは、私たちが必要性を感じていないから。人は必要性を感じたときに、ようやく相手の悩みを共有できるのです。

ご主人は「手作業で対応したい」と言っています。つまり家事という作業に対して食洗機の必要性を感じていないのです。しかし、必要なのは家事の軽減ではないはず。

「たしかに高いけれど、食後にあなたと話せる時間が増えると思う」といった具合に、夫婦関係上の問題として論点を変えれば、ご主人はきっと必要性を感じて考えてくれるでしょう。

【問題解決のポイント】
買うことのメリットとデメリット両方を説明する

モノが欲しい気持ちが強いと、どうしてもメリットばかりを伝え、強すぎる思いについ感情的になってしまいます。そうなると、交渉が決裂する可能性も。説得力をより上げるなら『両面提示』がおすすめです。

『両面提示』とは、メリットだけではなくデメリットもあわせて説明する交渉テクニックのことで、提案に疑問を持っている相手や、感情的ではなく論理的に判断したい相手にも有効です。

ケース2:ボーナスは誰のもの? ソシャゲの課金で叱られて…

[体験者エピソード]
ソーシャルゲームにハマっているのですが、年に1度のガチャイベントにボーナスの1/3を課金してしまって…。そのことが妻にバレ、大ゲンカに発展しました。

ただ、自分が成績を上げて発生したボーナスなので、自分で使っても構わないと思っています。妻からは「浪費しすぎ」と非難されましたが、私が間違っているでしょうか?
(Bさん/26歳/広告)

<吉見先生のアドバイス>
お互い「ボーナスの1/3」をどう受け止めるかが問題

これは浪費の問題というより、お互いの価値観の問題でしょうね。自分で稼いだお金なのに「浪費しすぎ」と言われるのは、納得いかない部分があるでしょう。しかし、重要なのは、「どの程度稼いだか?」ではなく、「どれだけ“価値”に費やしていいか?」です。

気持ちはよくわかります。「年に1度」という滅多にない希少性と、ボーナスという余裕ある誇大性が重なった時、欲望は爆発します。いつも理性的であることを望む我々は、欲望をロジカルに解釈したいのです。

そのため「自分が稼いだ金は優先的に自分が使う権利がある」と、浪費を合理化します。さらに「借金しているわけじゃあるまいし、大したことないじゃないか」と問題を過小評価し、自己正当化するのです。

そうです、大したことはないのです。Bさんは間違ってはいない。今はまだボーナスの1/3を使っただけですから。コップ半分の水を見て、まだ半分と希望を持つか、もう半分しかないと失望するかが問題です。

「ボーナスはまだ2/3残っているじゃないか」と思うBさんと、「もう1/3を失ってしまった」と思う奥さん。
これは、「明るい未来」を語るBさんと、「失った過去」に絶望する奥さんとの時空を超えた闘いです。このままでは永遠に平行線でしょう。

【問題解決のポイント】
奥さんにも積極的に課金を!

ストレスから逃れられない人は、過去や失ったものにいつまでもこだわります。「失ったものを失ってなければ、今よりマシだったはず」と、根拠のない予測を心の底から信じています。奮発して買った物をこれから所有し続ける嬉しさよりも、無駄遣いしてしまったという罪悪感に苛まれるのです。

そして、そんな奥さんの不安を取り除くために、Bさんは新たな浪費の目標ができるのです。この勢いで残り2/3のボーナスを家庭に、奥さんに課金しましょう。幸福という人生のボーナスイベントが始まるはずですよ。

ケース3:妻が私におごらせる! 夫婦なら財布共有は当たり前?

[体験者エピソード]
ふだん妻とは口座を共有せず、それぞれで収入を管理しているのですが、食事や買い物のとき妻が私におごらせようとしてきます。そのことで、とてもモヤモヤしています…

彼女とは付き合う前から私がおごることが多かったのですが、さすがに結婚してからは財布の中身は共有したいし、こちらだけ出すのは損している気分です。

周りに相談しても夫がおごった方がいい派は多く…私がおかしいのでしょうか?
(Cさん/37歳/出版)

<吉見先生のアドバイス>
モヤモヤの発生源は「承認も見返りもないこと」

「モヤモヤ」とは、感情が未分化した状態、つまり感情になる前の状態です。おそらくCさんのモヤモヤを分化していくと、奥さんへの怒りや嫌悪、失望に形を変えていくはずです。Cさんは、きっと自己の感情の直面化を無意識に避けているのでしょう。

これは奥さんに直接指摘することを避け、まず周りに相談していることからも読み取れます。よって、Cさんはモヤモヤを解消したいのではなく、ひとまずモヤモヤし続けることでその感情を未分化のまま消化しようとしているのです。

そもそも「おごる」という行為は、自分を大きくみせたい、恰好をつけたいという心理が隠されています。感謝されたり次のデートの約束を取りつけたりと、承認や見返りを得ることが目的でもあるのです。
しかし、奥さんは等身大のCさんを知っている。大きく見せる必要もないし、恰好をつける理由もさほどない。つまり、承認もなければ見返りもない。そんな「自分にとって全く無意味な行為にお金を費やさねばいけない」という気持ちが、モヤモヤの発生源になっていると思われます。

本来は「今日はおごるよ」と自分の意志で自己決定するから、プライドや自己顕示欲が満たされるのに、奥さんが「おごってもらって当たり前」という態度でいるため、納得できないのでしょう。

これは自分の選択する自由や意志を奪われると反発したくなる『心理的リアクタンス』と呼ばれる心理現象です。もしかしたら奥さんの方も感謝の言葉が少ないのかもしれませんね。

【問題解決のポイント】
Cさんはおかしくない。しかし、ひとまずは不条理に耐える

「私がおかしいのでしょうか?」とのご相談ですが、きっとCさんはおかしくない。しかし、これからも損している気分のままおごり続けるのです。仮にCさんが働けなくなった場合でも、我慢しておごってきた分、奥さんに夫婦の貯金があるとポジティブに考えましょう。

「おかしくないけど、一旦おごり続ける」これがひとまずの結論です。人は矛盾や不条理に耐え続けることで人生を歩いてける精神的体力を獲得できるのです。お金に変えられない愛があるなら…今はただ、モヤモヤの消化吸収を待ちましょう。

金銭感覚が原因のトラブルが起きる前に、気をつけることは?


今回紹介したようなトラブルが起きないようにするには、どういったことが必要なのでしょうか。吉見先生によれば、価値観のすり合わせでは『インフォームドコンセント』が重要とのことです。

「『インフォームドコンセント』は、主に医療の世界で使われる言葉ですが、相手に説明して同意をとることをいいます。これがおろそかになると信頼関係を大きく損ないます。

夫婦間の金銭感覚をめぐるトラブルについても同じです。夫婦になると、言わなくてもわかるだろうといった『説明』や、あの時言ったからOKだってことだろうといった『同意』を省略しがちです。今回の3ケースも全て説明不足で相手の同意を得ていませんでした」

トラブルを未然に防ぐには、“こまめな「説明と同意」をすること、お互いの価値観の確認を怠らないこと”が、大事だそう。小さな価値観のズレが大きなトラブルにつながらないよう、日頃から夫婦で話し合う場をつくるのが大切かもしれません。

「そもそも、お金と感情は相性があまりよくありません。『嬉しいときにはご褒美』、『悲しいときには慰め』と、大きな感情を抱いている時に大きなお金が飛んでいきます。つまり、いつも心穏やかにお互いを認め合っていれば、大きなお金が動くことは少ないのです」

どういったテンションのときにお金を使いがちになってしまうのか、その傾向を自分で押さえておけば、夫婦間のトラブル防止につながるようです。こういった日々の積み重ねが、金銭感覚の違いを乗り越える大事なコツになりそうですね。

【協力してくれたカウンセラー】
心理カウンセラー
公認心理師
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ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。